肺炎球菌ワクチン

最近の情報

1.死因の順位と肺炎の原因菌

2. 2種類の肺炎球菌ワクチンの比較

商品名ニューモバックスプレベナー
血清型抗原の種類23価13価
23種類の血清型肺炎球菌抗原を有する13種類の血清型肺炎球菌抗原を有する
接種の種類定期接種・任意接種 (公費助成あり)任意接種 (公費助成なし)
接種の実際定期接種は65歳から5歳刻み(小樽市では自己負担3000円)自己負担は概ね10000円少々
特徴カバーできる範囲が広い免疫誘導効果が高い
再接種5年おき不要

3. 成人における接種のスケジュール

  • 23価ワクチン未接種の方・・・13価を接種後6ヵ月~4年以内に23価を接種
  • 23価ワクチン接種済の方・・・1年以上4年以内に接種

4. プレベナーの接種が推奨される人とは

  • 65歳以上
  • 慢性的な心疾患、肺疾患、肝疾患又は腎疾患
  • 糖尿病
  • 基礎疾患若しくは治療により免疫不全状態である又はその状態が疑われる者
  • 先天的又は後天的無脾症(無脾症候群、脾臓摘出術を受けた者)
  • 鎌状赤血球症又はその他の異常ヘモグロビン症
  • 人工内耳の装用、慢性髄液漏等の解剖学的要因により生体防御機能が低下した者
  • 上記以外で医師が本剤の接種を必要と認めた者

関連事項

誤嚥性肺炎と言って、むせだけでなく、寝ている間に唾液が気管の方に流れていって、肺炎を起こすことがあります。(高齢者の3~5%がのどや鼻に肺炎球菌が常在しているといわれています。